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24.常連のおすし屋さん

「わかりました。調整してどうにか繰上げるよう頑張ってみます」
杉山さんからの電話に用件だけ伝えて切ろうとした時、
「ねえ、久しぶりに食事でもどお? イルカの話でもしながら」
「えっ? はい」
瑞希は杉山さんからの誘いを受けてしまった。

杉山さんは常連のおすし屋さんに瑞希を連れて行ってくれた。そこは瑞希の会社からも決して遠くない場所にある。こんな近くに杉山さんはいたのだ。カウンターで板長さんとやりとりする彼は本当にかっこよくて、常連のお店を持っている杉山さんは自分とは遠い存在だとつくづく感じた。そういえば、香織は一人でも行ける常連のすし屋を持つことを今年の目標にしている。経済的に自立している女に必要なものの一つに“常連のおすし屋さん”を加えたようだ。


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