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16.再会

当初、あまり気乗りのしない水族館だったが、着いてみると、それはそれなりに楽しく、二人で久しぶりに時間が経つのも忘れてはしゃぎながら、大きな水槽を眺めて回る。自分たちの上を優雅に通り過ぎていくエイを眺めている哲平の横顔を見ていると、ちょっと甘酸っぱい気持ちが呼び起こされた。思わず、哲平の手を握ってしまった。その手を哲平も握り返してくる。哲平の肩に頭をもたげ、これからはもっとデートをしようと瑞希は決めた。

哲平の希望でイルカのショーも見ることにした。哲平があまりに張り切りすぎて“びしょぬれゾーン”に座ろうと言い張る。ここだと防水カッパとかを着ていないと大変なことになるのだ。そして案の定、瑞希と哲平はイルカの最高のジャンプの恩恵に与り、思い切り水を浴びた。これはハンパな濡れ方ではなく、服のまま海に飛び込んだのと同じ状態だ。


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