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14.待ち合わせ

「デート?」
正に魚のようにギョっと目をまん丸くして哲平が訊いてくる。
「たまには外で会うのもいいかな〜と思って」
すると哲平は場内を行き交う魚たちを眺めながら閃いたようだ。
「水族館は?」
「なんか魚、食べながら、複雑だね」
「ほら、ミッキーさ、イルカ好きでしょ?家に写真とか本とかいっぱいあるし」
確かに自分はイルカが好きだ。でもその理由を哲平は知らない。
イルカや水族館は好きだが、哲平とのデートの場としてはあまり気乗りがしなかった。
市場の喧騒の中で瑞希は自分の心の中の何か小さなものが疼くのを感じた。


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