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12.ミッキー

「結構イケてる女に、結構イケてるマンション、年下のかわいいボーイフレンドがいるのに梅田酒店のタオルはないでしょ?」
「香織様のおっしゃるとおりでございます」
こういう他人があまり見ていないところでも女は手を抜いちゃいけないんだと、瑞希もよくわかっている。今日は反省することが多そうだ。
香織はシャワーを浴びるとまだ仕事があるから・・・とそそくさとタクシーで帰っていった。

翌朝、まだお酒がぬけきっていない哲平をたたき起こし、築地市場へ連れ出す。
瑞希は月に2〜3回は一人でも築地で朝食をとる。特に二日酔いの翌朝はしっかり食べると決めている。

「ミッキーは本当に魚、好きだよね」
ミッキーとはもちろん、瑞希のことだ。年下の哲平は最初、名前を呼び捨てすることに抵抗があったようでサークル仲間の間で呼ばれているこの呼び名を使うことに決めたようだ。
それ以来、ずっとミッキーと呼んでいる。


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