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10.タオル

ある日、時間に厳しい香織が珍しく待ち合わせに遅れてきた。
「ゴメン。ちょっと衝動買いしてきた」
しかし、香織の両手にそれらしき荷物はない。問いただすと、なんと、マンションをたった今、購入してきたというのだ。このときの香織の決断力と思い切りの良さに瑞希は感動すら覚えた。

しかし、今の自分は将来の展望も見えてこないから、1LDKか2LDKかでも迷ってしまう。
「瑞希、私たち、そろそろさ、諦めることと諦めないことを整理しないといけない年なんだよ」
今夜も香織にチクリとやられた。

さらに最近の哲平との関係を指摘される。惰性で続いているんじゃないかとか、マンネリ化してないかとか、言いたい放題だ。しかし、本当のことだから瑞希も言い返せない。


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