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5.哲平

瑞希の家は六本木や青山といったお洒落なエリアからは外れるが、職場の有楽町にも近く、高層階から眺めるベイエリアはちょっとした非日常も味わえる。
花火大会の時などは人ごみに出ずして、優雅に夕涼みができるのでかなり気に入っている。

瑞希の部屋では轟哲平がすでに料理を準備して待っていた。
「ほら、やっぱり正解でしょ?」
瑞希は香織に買ってきたワインを掲げる。

「同窓会で食べてきたんじゃないの?」
哲平が作った料理を片っ端から平らげていく瑞希と香織を見て、半ば呆れつつも満更でもない様子だ。
「あんなお互いけん制したり、褒めあったりしている中じゃ、食べた気しないわよ」
キッシュを頬張りながらも瑞希は嬉しそうだ。


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