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愛される資格-12

結局、わたしはウィークリーマンションを清算して、
元の家に帰ることにした。
家事の問題も考えたけれど、それ以上に、
「こんなやつれた雄太はイヤだ」との気持ちが強かったのだ。

一度帰って、それでまた「暮らせない」と思ったら、
今度はきちんと雄太にそういって出て行こう、と思う。

そんな週末の金曜日。雄太が「ただいま」と帰ってくる。
だが、わたしがお風呂から出ると、
さっそく床に靴下とワイシャツを脱ぎっぱなしだ。

「これ、かたづけてね」「わかった」

わたしはお惣菜で買ったビーフストロガノフと、卵サラダ、
ほどよく冷えたワインをお盆にのせて台所から戻る。
でも床には、靴下とワイシャツがまだべろんと置かれたまま。

「これ、かたづけてね」「あ、スマン」

やっと洗い物は、ランドリーボックスへと落ち着いた。
うー、これはこれで疲れる。自分でやった方がまだ早い。

でも、恋の基本はコミュニケーション。
2人とも少しずつ変わっていくしかないのだろう。

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