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出会いの森の迷い子-11

ゲームで隣になった男性から「ワインは何にしますか?」と
柔らかい声で聞かれ、わたしは素直に「白を」と答えた。

矢島さんというその人は、なんとライバルホテルにお勤めで、
今日はホテルのサービスや備品が気になって仕方ないという。

「せっかくなんだから楽しまなくちゃ、ですよね」

その後、それぞれ一度席を離れて談笑する時も、
わたしは矢島さんの隣でパーティ全体を何となく眺めていた。

……女の人たちがみんなキレイで、場慣れしている。
わたし程度の女なら、きっと掃いて捨てるほどいるんだな。
このままだと一生1人、なのかな?
父のいう通り、1度実家に帰った方がよいのかも。



最後の最後にブルーな気分となったパーティの後、
一緒にいた矢島さんからデートの打診があった。
不思議なほど、ときめきはなく、
一週間後、友人に会うような静かな気分ででかけた。

矢島さんは、小さく上品な銀座の小料理屋に案内してくれた。

ホテルマンだけあってエスコートも上手く、
再会してから少しずつ「好きかも」と思えてきた。

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