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出会いの森の迷い子-10

わたしは浅賀さんに、まんまと乗せられたのかもしれない。
いざホテルのパーティ会場の入り口まで来ると、
伊藤さんや田村さんとの思い出が脳裏に乱舞して立ちすくんだ。

本当にパーティに来たかったのかな? 楽しいのかな?
もう傷づくのはイヤ。いいよ、別に結婚なんかしなくて。

後を向いて帰ろうとしたところで、係りの人に呼び止められた。
「席を決めますので、クジを引いてください」

席についてみると、周囲は女性ばかりで少し安心する。
卓上には、ビンゴゲームのカードがあったが、
そこには数字の代わりに人名がフルネームで貼られていた。

やがて司会の人がパーティの開始を陽気な声で告げた。

ビンゴゲームは、出席者の名前が数字の代わりをする。

「朝倉桜子さん!」
司会者が取り出す玉を読み上げると、その人が自己紹介をする。

ビンゴカードにその人の名前があれば、織り込んでいく。
出席者を印象付けるには、とてもよい方法だと思った。

上がった順に、男女入り混じったディナー席へと案内される。
わたしはビンゴの中盤で何人もの人と団子で席についた。

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