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出会いの森の迷い子-3

異様な音に、わたしは一瞬飛び上がって悲鳴を上げ、
それから勇気を振り絞ってベランダへ身を乗り出すと
……ミントのプランターが開けた窓に引っかかって倒れていた。

こんなものを窓枠で引きずったから、大きな音が出たのだ。
力が抜け、座り込んだまま窓を閉める。大丈夫、誰もいない。

その晩わたしは、部屋の灯りを煌煌とつけたまま眠った。
そうね……東京での一人暮らしはやっぱり怖いかも。

翌日は、ふるさとの名物菓子をお土産に出勤した。

わたしの勤めるチェーン店のハーブショップは、
オリジナルブレンドのハーブティーやアロマオイルを売る店だ。
当然、販売員も女性だしお客様も女性。
男性客は、女性客の恋人や夫など「お連れ様」ばかり。


同僚や後輩とは年に1度くらい旅行に行くけれど、
プライベートはノータッチの「程よい距離」だ。
「異性の友人の紹介」はお願いしづらいし、したくない。

つまり結婚相手探しは、まるでアテがない。

そこで結婚の問題をどうするか……いろいろ考え悩んだ末、
思い切って結婚情報サービスに入ることにした。

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