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木々を揺らす風-2

つい先月まで恋人だった潮(うしお)とは大学の時付き合い始めた。
たしか友人の紹介だったと思う。告白なんかされないまま、
ごく自然に交際が始まったような気がする。よく覚えてない。

名の通った大学と美術系の専門学校を掛け持ちする潮は、
当時からいつも忙しそうだったけれど、
ちょっとしたメールにも気遣いのあるマメでやさしい人だった。

彼が2回浮気をした以外は、ごく順調な付き合いだったと思う。

でもわたしが大手の百貨店、潮がデザイン事務所に勤め始めると、
とたんに休みが合わなくなり、会えなくなってしまった。

このまま終わっちゃうのかな? と不安になりはじめた頃、
潮がふたりで住める広さの部屋を借りてくれて同棲が始まった。


以来、休みが不規則なわたしと土日が休みの潮は、
デートらしいデートがほとんどできなくても、
生活をともにすることで2人の時間を作ってきた。

結婚も、潮は「時期が来たらちゃんとしよう」
といってくれているし、わたしも当然、
子どもが欲しくなったら籍を入れようと考えていた。

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