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5話 誕生日


大切な日=誕生日!?
だとしたら私は、明日、大切な人に出会うということだ……。

翌日の誕生日当日。どきどきしながら、オフィスに向かった。
山手線の血液型占いも、私のB型は恋愛運が絶好調だった。

いつも通りメールチェックを終え外回りに出ようとしたところで、
課長が入ってきた。「ちょっと、話があるから待って」
課長に声をかけられたけど、私は笑顔で流して出ようとした。
たぶん、今日の誕生日パーティの話だ。うれしいけれど、
「彼氏とデートなんで」という嘘のひとつでもつくつもりだった。
なんといっても今日は、1人でも多くの人と出会わなければ!

でも、廊下に出たところで私は急ブレーキをかけた。
課長の後ろを、見覚えのない人が歩いていたからだ。
あわててオフィスに戻る。
「今日付けでこの課に配属になった、新入社員の宗田恭平君です。
今年はうちの課には新人は入らない予定でしたが、
本人の強い希望もあって、今回配属されることとなりました」
課長の話を、私は呆然と聞いていた。
間違いない。この人が、私の大切な人。運命の人。
まさかこんな朝一番に出会うとは。

「しばらく、うちの稼ぎ頭の朝倉さんについて
いろいろ教えてもらってください。清美ちゃん、頼むよ」
課長に言われ、私は何度もうなずいた。
宗田くんは照れたように、ぴょこんと私に頭を下げた。

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