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タイムカプセル-12

帰りは、紀代子と真理とだけをさそって、
カフェでさかんにおしゃべりした。

「面白かったよね。特にね、当時背が高いと思ってた男子が、
 今、意外に小さかったりして」

「そうそう、バスケット部の安藤くんなんて、
 当時あんなに背が高く感じたのに、今も160センチ前半で」

「自分と同じくらいの背丈だったからね。
 一瞬『安藤くんのミニチュアがいる!』と思ったくらい」

とても不思議な気分が、ずっと続いている。

出る前は、ただの同窓会だと思っていたのに。
出席してみると、何か魔法でもかけられたように、
わたしが今抱えている問題に、次々と答えが出てしまった。

結婚も、たぶんもう急がなくて済むだろう。
登美夫との関係も、終わらせることにそれほど未練はなくなった。

これからのことは……わたしが今、一緒に笑っている友人に
「そうあって欲しい」と願うように、

自分らしく楽しく暮らしていければ、それでいいのだと思う。

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