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タイムカプセル-11

その後はお決まりの、自分たちの近況といない人の噂話だ。

地元で就職している人、他の街へ出た人、
みんなその人らしい仕事をして、
あるいは秘めた才能を発掘して、いきいきと暮らしていた。

それに意外にみんな、結婚していない。

結婚している人、特に子供の生まれた人は、
やはりそうそう外出できないので、
今日はほとんど来ていない、というのもあったけれど。

でも話を総合してみると、クラスの3分の1ぐらいしか、
まだ結婚していないことになる。

なんだ。わたしはほとんどの人が結婚して、
誰か大切な人と、自分の居場所を作っていると思ったのに。

でも今日集まった人は、それぞれに魅力的で、
結婚していないから、ダメでも寂しそうでもなかった。

「別にいいよね、ひとりでも。何も困ってないし」

自分でいった一言に、わたしは猛烈に驚いている。
だってわたしはこの言葉通りの思いを、今心から感じていたのだから。

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