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タイムカプセル-9

話し始めると、同じ部活だった人が次々集まってきた。

わたしが図書館司書をしていると言うと、みんなが
「小川さんらしくていい」と微笑んでくれる。

そういえば、図書館司書になったことを、
今ここで、初めて人にほめられたような気がする。

大井くんは、今は出版社に勤めているらしい。
松本さんは、銀行に入って毎日忙しいという。

確かに2人ともに、その仕事はとても合っている。

そう、自分に合う仕事に就くって、
とてもステキで価値のあることだと、その時はじめて気がついた。

おしゃべりはとめどなく続き、あっという間に時間が去る。
「それでは一次会は、これでお開きです!」
幹事の声で、みんなは会場から移動を始めた。

居酒屋でクラス別に座ると、全員が当時の面影を残して、
それでいて大人の顔になっていた。

その光景は不思議に面白すぎて、全員が携帯を取り出して、
おたがいの顔を撮らずにはいられなかった。

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