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タイムカプセル-3

そんなことを思い出しながら、スタンドで灯油を買った。

今日買った分の油が終わったら、暖房器具を買い換えよう。
もうカートをひいて灯油を買うのは、やだ。今年は高いし。

ため息をつきながら、帰宅して郵便受けをのぞくと、
封書が一通入っていた。実家からだ。

「同窓会のお知らせが来たので送ります。
 たまには、家にも帰ってらっしゃい」
  母の短いメモとともに、封筒には葉書が一通同封されていた。

『市立双葉中学校第32期生 同窓会のお知らせ』

当時、荒れてた中学の2年生で学級委員に選ばれてしまい、
気持ちをすり減らしながら過ごした日々を、ぼんやり思い出した。

それにもうすぐ30歳の同窓生の集まりなら、
ほとんどみんな結婚して、行っても片身が狭いんじゃないか。

うーん……でも仲のよかった紀代子に連絡して、
彼女が行くっていったら行こう。

一生ひとりでいたくないなら、何かアクションをおこさなきゃ。

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