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BLUE×BLUE-11

お休みの日、ドキドキしながら弘幸の家に行く。
今日は夕飯をごちそうになる予定だ。
彼は無理やり仕事をぶっちぎって、家にいた。

「まあどうぞ、よくいらっしゃいました」

そういってドアを開けてくれた弘幸のお母様の顔を見て、
わたしは小さく声をあげてしまった。
この間のピアスと色違い、赤いジュエルの葡萄型ピアスが、
柔らかそうな耳たぶで、かわいらしく揺れていたからだ。

「まあ、こんにちは。さあ上がって上がって」
「はい……あの、いきなりすみません。
 今しているピアスと色違いって、持ってらっしゃいます?」

「青いのを持ってたけど、最近片方落としちゃったのよ。残念」

しばらくして弘幸も玄関口に来た。
「おう、上がれよ」
「ごめんなさい!! ピアス、あれはお母様のなのね」

「え、マジで!!」といって振り返った弘幸は、目を丸くしていた。
お母様のピアスのことなど、まるで気づいていかなかったらしい。

そして翌日、ふたりは大ゲンカとなる。

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