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BLUE×BLUE-8

弘幸はキャバクラが大好きで、先輩に誘われると断らないこと。
わたしに内緒で、合コンにもたまに参加していること。

「どんなコなのかな? やっぱり年下のかわいいコ?」
「だからっ、違うって!」
「じゃあ、どうしてピアスがここに落ちてるの!」
「知るかよっ、おまえの他に女なんか乗せてねぇよ!」

キキッとタイヤがきしむ音がして、
車はあり得ないような急なカーブを描き、体が大きく傾いた。

そうして荒っぽい運転でわたしの住むマンションの前までくると、
こう捨て台詞を吐いて帰っていった。

「おまえ、オレのことそんなに信用してなかったのかよ。
 ふざけんなよ。少し頭冷やせよな!」

でも信用しろといわれても。
見た目もなかなかで、仕事もできて収入も高い彼が、
特に美人でもない30歳近い女に、夢中になってヨソ見もしない、
というのも不思議な気がする。

だって、青いピアスが何よりの証拠。
わたしは帰り際に、彼をキツくにらんで
ダッシュボードからピアスを奪って車を降りた。

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