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BLUE×BLUE-4

「ここはさ、チャペルがきれいで、前にある庭もいい感じで、
 式の後には出席者が披露宴までゆっくり過ごせるんだって」

あらかた食事の終わったテーブルの上で、
弘幸は式場のよさを、後から後からまくしたてる。

いつも強引で、事あるごとに男らしさにこだわる彼なのに、
服やインテリアの趣味は妙に乙女チック。

だからここも、かなりロマンチックな場所で、
正直、式場がいいのは認めざるを得ない。

それに同じ会社の営業所勤務だから、
休みが合わせられないのは当然だ。
だから結婚に向けての準備も、どちらかが動いて、
どちらかが後から報告を聞くことになるのも仕方ない。

でも、でも、式場を彼だけの意見で決められたことには、
強い怒りがこみ上げてくる。納得いかない。

そして、こうして一つムカつくことが見つかると、
あれもこれもと、弘幸への怒りが芋づる式に湧き上がる。

例えば「結婚したら会社を辞めてくれ」と言われたこと。
弘幸は、わたしに専業主婦にしたいらしい。

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