お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

BLUE×BLUE-3

その日の夜、わたしたちはいつもの創作ダイニングの個室で、
向かい合って食事をした。

車が大好きで、移動はなるべく車でしたがる弘幸は、
お酒をほとんど飲まない。

なのにわたしには、盛んに飲ませようとする。
酔って、ぽうっとなっているところを見るのが、好きらしい。

今日も弘幸が一方的にしゃべる話をフンフンと聞きながら
━━でもそれが楽しくもあるのだけれど━━
一通り食べ終わると、いきなりテーブルの上にパンフレットが投げ出された。
  「あとこれ、いい所があったから決めてきた」

パンフレットには、ウエディングドレスの女性が大写しだ。

そのパンフレットを手に取った瞬間、今まで弘幸と付き合ってきて、
初めて心底ムッとした。

式場を勝手に一人で決めてくるなんて、いくらなんでも勝手すぎる。

こちらは東北から何人か親戚が来るので、
上野駅のそばがいいといったのに、
式場は案の定、新幹線のとまる上野からはアクセスの悪い場所だ

お役立ち情報[PR]