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ラブ・スターをこの手に-9

でもライブハウスの裏口に直輝が姿をあらわしたとたん、
暗い路地の向こうから、別の人影も飛び出してきた。

「直輝、待ってたの。いっしょに帰ろう!」

それは髪を金髪に染め、まつげをこってり黒くした、
気の強そうな、たぶん20歳以下のギャル系の女のコだ。

「……何、このオバサン。誰?」

わたしの存在に気づいて、ギャル系はあからさまに不機嫌だ。
こっちも、いっぺんに頭に血が上った。

「直輝、このコは何か関係あるコなの!」

結局、直輝はギャル系のコの方を見ることもせず、
ふたりは無言で焼肉屋へ直行した。

席に着くと、彼は笑ってため息をつき「まいったな」という。

「どういうことよ!」
わたしが大声を出しても、直輝は妙に落ち着いている。

「いや、別にどうってことないコなんだけど、
 TVに出だすようになったら、最近ああいうコがまわりに増えて」

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