お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

ラブ・スターをこの手に-7

「ちょくちょく寄らせて」の言葉通り、
直輝は今まで会えなかった時間を取り戻すように、
よくこの部屋によく来るようになった。

わたしが仕事から帰る頃を見計らったように、
チャイムが鳴りドアを覗くと魚眼レンズから直輝の笑顔が見えた。

思えば今まで男の人と付き合う時は、
いつも自分を高く売りつけよう、条件のいい男を捕まえよう、
そんなことばかり考えて「狩り」をしてきた。

でもふたり一緒だと自然で無理をする必要がなく、楽しい。

わたしは彼と、ずっとこんな風に付き合えたら
どんなにいいだろうと思っていた。

しかし直輝は、しばらくしてTVの深夜枠、
それにライブやイベントの出演が増え、にわかに忙しくなった。

それと引き換えにわたしと会う時間はぐんぐん減った。
部屋に来ても買ってきたお弁当を食べてすぐ帰るだけとか、
眠るだけ眠て早朝仕事に出るとか、そんな日も増えていった。

直輝には当然「仕事が増えてよかったね」といったが、
わたしはとても、複雑な気分でいたと思う。

お役立ち情報[PR]