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その大きな手で-9

ある時、客先担当笠木さんのそのまた上の上司から、
わたしの上司宛てにメールが入った。

御社では人員2名を業務に必要だとして派遣されたが、
1名が病欠ののち、1名だけで業務を執行しても、問題がない。
最初から、人員は1名だけで事足りたのではないだろうか。

お堅いビジネスメールだったが、意味はこんな感じだ。

要するに、ウチの会社が仕事の見積もりを水増しをして、
余分に人を派遣して料金を多く取るつもりだったの?
というメールだ

読んでから、愕然とした。
仕事がサクサク進むからといって、いい気になっていたから、
とんでもないことになっていたのだ。

「ぼくいったでしょ。『まったりのんびり』やってって。
 あれ、いろいろな意味があってそういったわけでね……」

 上司はニヤニヤしていたが、目は笑ってなかった。

「何とも、申し訳ありません」
「ちゃんと全部話せば、キミも張り切らなかったと思うから、
 ぼくの指示が足りなかったともいえるけどね……」

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