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あなたが最高!-12

その後、わたしは紹介された会社に一発で採用され、
ハローワークには最後の報告と手続きのためにだけ出向いた。

幹夫くんにも報告のメールを出すと「おめでとうございます!」と
花火マーク満載の返事が返ってきた。

再就職後、龍一は高級レストランでディナーをおごってくれた。

「でも今回は無事に決まったからいいけれど、
 本当は転職なんて、しないに越したことはないんだからね」
「わかってるって」

ああ、ステキなお料理ばかりなのに、龍一うるさい。
食事がまずくなるってば。

「でも、いつも心配してくれて、ありがとうね」
「……え」 ちょっとだけ間があった後、龍一の色白の顔は、
みるみる赤くなりって、やがて耳まで真っ赤になった。

それを見たとたん、やっぱりわたしは龍一を愛している、と思った。
幹夫くんには、あれから残念ながら連絡をとっていない。

龍一とケンカをするたびにメールしたくなるけれど、
でもやっぱり、どうしてもメールを出せないでいるのだった。

(おわり)

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