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あなたが最高!-10

「どうも、ごちそうさまでした」
幹夫くんはファミレスのレジの前で、笑顔で頭を下げた。

「どういたしまして」
男の子におごって、ちっともイヤじゃない気分。
むしろ楽しくって、なんだか得した感じすらした。

ファミレスを出ると、いつの間にか店の前の駐車場には、
たくさんの車が並んでいた。

車と車の間のせまい隙間を、服を汚さないよう気をつけながら、
幹夫くんの後から、横歩きでついていった。

ふいに幹夫くんが歩みを止めた。
わたしは、彼の胸に体を預けるように前のめりになる。

その瞬間、自然にわたしの体を引き寄せた幹夫くんは、
頭の後ろに腕を回してぐっと引き寄せ、
この唇に、キスをした。

「本当にごちそうさま。じゃ、また!」

そうして幹夫くんは車の間をすごい早さですり抜け、
少し離れた場所から笑顔で手を降り、わたしから去っていった。

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