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あなたが最高!-9

恋人の龍一は、別れ話のたびに激しく主張する。
「自分がいかに正しく、わたしが間違っているか」を。
わたしが降参するまで何度でも電話するし、もちろんメールも来る。

そんな話を何度も聞かされていると、つい頭が麻痺して
「わかった。ごめんね」といってしまうのだ。

「それを受け入れてるってことは、つまり彼を愛しているんだよ」

なんだか、納得がいかない。でもそうなのかもしれない。
龍一とのことをぐるぐると考えている間に、
幹夫くんはエスニック風チャーハンを完食してしまった。

あ、しまった。せっかくきれいな男の子が目の前にいるのに、
自分の彼氏のことを長々と考えるなんて。もったいない。

クスッと笑うとわたしも猛然とクラブサンドイッチに取り組みだす。
幹夫くんはその間に、ドリンクバーのジュースを何度もおかわりする。

「ねえ、メールの交換しておこうよ」
わたしがサンドイッチを食べ終わると、幹夫くんは無邪気にいった。

ふたりの向き合わせた携帯の間を、赤外線が行き来する。

こうしてメルアドをやり取りする時はいつも、
相手との間に目に見えない絆ができた気がして、うれしくなる。

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