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あなたが最高!-6

「では、こちらの会社に紹介状を出しますので、
 来週の月曜日の午前10時に面接に行ってください」

登録した翌日もハローワークに出向くと、
思っていたよりずっと定求職は数多く、
話はとんとんと進んで面接の予定日も決まってしまった。

龍一の影響で焦っていたけれど、どうっていうことはなかった。
今度会ったら「ぜんぜん平気だったよ」といってからかってやろう。

「あの、昨日は失礼しました。ぼく、遠野幹夫っていいます」

気分が軽くなったところでニヤニヤしていたら、
昨日、寄りかかってきた男性が、わたしに声をかけてきた。

幹夫くんか。眠っている素の顔でもかなり美形だったが、
こうやってにっこり微笑まれると、本当に綺麗な男性だなと思う。

顔のよい男に弱いのは悪いクセだと、よく龍一にいわれる。
でも美形が好みでなかったのなら、
あんな口の悪い龍一なんかと、とても付き合えたものではない。

「いえ、気にしないでください。わたし西村晶子っていいます」

ああ、ここでもつい、きれいな彼に愛想笑いをしてしまう。

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