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あなたが最高!-4

龍一に電話した翌日、わたしは朝一でハローワークに乗り込んだ。
建物は内も外もきれいだし、係の人は思ったよりずっと丁寧だった。

だけれど当然、集まっている人はあまり明るくはない。
ほとんどの人が失業者なのだから、当たり前だけど。

登録書類を提出すると、さっそくめぼしい会社を物色する
……なんだ、よさそうな求職がたくさんある。意外と早く見つかりそう。

龍一にさんざん言われた後、勢い込んでいた自分がおかしかった。

ホッとため息をつき、登録を示すハローワークカードが出るまで、
椅子に掛けて待つことにした。

朝一で来たわたしの周囲は、次々と人が埋まっていく。
そっと周囲を見渡すとみんな不安そうな雰囲気で言葉少なに腰掛けている

考えてみたら、こういう所へ誘い合わせて来る人もない。
誰もがひとりで自分の不安定な未来と向き合うのだから、暗くもなる。

そう思っていると、私の隣に一人の男性がドカッと腰を下ろした。
何だか無神経そうでヤな感じ、と思ってそっと横目で顔を見てみる。

彼は白いイヤフォンを耳につけ、微妙にリズムをとっている。
そしてそのリズムをとる動きが、だんだんオーバーに大きくなってくる。

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