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あなたが最高!-1

その日は、ひさしぶりに心底気持ちのよい朝を迎えていた。

着替えてベランダに出ると、まだ風は冷たかったけれど、
香りはほのかに甘く感じられ、華やいだムードがあった。

転職が成功しそうだから、そんな風に感じたのかもしれないけれど。

今まで勤めていた大手メーカーの一般職も、
人間関係にも恵まれて、決してつらいわけではなかった。

だけどこのまま同じ仕事、同じ毎日の繰り返しでは、
成長もないし、そのうち会社にも居づらくなる。

そこで暇な時間を活かして貿易実務検定の資格をとり、
この4月から小さな商社に転職することとなった。

その前に3月は後半に半月だけ、自分へのご褒美に休暇をとった。
今日はこれから美容院にいって、その後はショッピングだ。

「それにしてもね。そろそろ正式な入社日と勤務予定の事務所を
 知らせてくれるメールが届くはずなんだけど」

窓を閉めてノートPCに向かい、メールソフトを立ち上げる。
だが入社予定の会社からは、お知らせではなく、
恐ろしいタイトルのメールが入っていた。

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