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第5回 冷凍ギョーザ中毒事件が、日本の景気を悪くする!?


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第5回 冷凍ギョーザ中毒事件が、日本の景気を悪くする!?
冷凍ギョーザ、本当に怖いですよね。最近、コンビニやスーパーに行っても冷凍食品は自然と避けるようになってしまいました……。ところで、この冷凍ギョーザの中毒事件が日本の景気を悪くする……、ということですが、それにはどういうカラクリがあるのでしょうか? おしえて! 石原先生。
食品の買い方に景気を悪くするポイントが……。
中国産の買い渋りで、国産食材が値上がり!?
中国製の冷凍ギョーザに殺虫剤が混入、食の安全を揺るがす事件として注目されていますが、経済面でも大きな影響が避けられそうにありません。

みなさんは、冷凍ギョーザ中毒事件の前後で、食品の買い方に何か変化がありましたか? 既にスーパーなどでは、国産の食材・食品が選ばれる動きが強まっています。その影響で、輸入食材の値段が下落、一方で、国産食材は値上がりしています。

また、風評被害も無視できません。全ての輸入品や中国製の食品に殺虫剤が混入していたわけではないのに、中国産というだけで不信感を抱いていたり、輸入食材を避ける消費者も増えています。消費者の間には、多少値段が高くても国産を選び「安心」を買う意識が強まっているようです。

食費の負担が景気に影響
その結果、今までよりも食費の負担が増える家庭が増えることでしょう。給与の上昇が期待できない今、家計を抑えるために洋服の購入や旅行をあきらめたり、家電や自動車の買い替えサイクルを遅らせるなど、他の消費が落ち込むことになりそうです。

消費が低迷するということは、企業の売上が鈍くなるということ。更なるコストダウンができなければ、企業の利益が落ち込みます。すなわち日本経済の景気が減速することになりそうです。
私たちへの影響は?
冷凍ギョーザ中毒事件の悪影響は、小売業だけではありません。外食産業や流通業界にも大きな痛手です。

外食産業では、事件直後に中国産の食材や中国製の加工食品の使用を停止させたところもあります。これらを国産の食材に切り替えるとコストが高くなるのは必至です。コスト上昇分は、メニュー価格を引き上げるか、店側の利益を薄くするかのどちらかです。外食産業も頭の痛い状況となっています。

さらに、今後は輸入食材の流通ルートのそれぞれで検査がより厳しくなると思われます。製造元、輸送、倉庫、卸、販売など、どの時点でも今まで以上のチェックを強いられることでしょう。そのコスト増も関連企業の利益を圧迫することになりそうです。

このように、冷凍ギョーザ事件は幅広い業界で利益が鈍ったり赤字を引き起こす可能性もあるのです。給与削減、企業の倒産、失業者増加など、不景気へ逆戻り、ということにもなりかねません。
用語解説
風評被害
事件・事故、トラブルなどで対象の商品やサービスの質が低下した際に、それとは別の商品やサービスでも評判が悪くなり、買い控えが起こること。噂がメディアなどで大きく広まり、本来は悪いものではないのに買い控えられることも、風評被害といえます。
経済クイズ
それでは、今回の経済ニュースを復習してみましょう! おさらいのためのクイズを出題します。お答えいただき、正解した人の中から抽選で1名様にマイポのポイントを50ポイントプレゼントいたします!
Q 冷凍ギョーザ中毒事件の影響で家計に直接的にダメージがあると思われるものは?
(1)食費
(2)光熱費
(3)通信費
クイズにお答えいただく方は「クイズに回答する」をクリックしてお答えください。
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石原先生からのお知らせ
現在、日経新聞が運営する女性向け会員サイト「club Nikkey」でもコラムを連載中。「club Nikkey」は、もっと詳しく経済を知りたい人におすすめ。石原先生は、マネー活用術を教えてます!


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