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風の向こうへ-1

ガタンッと大きな音をたてて、ドアポストに新聞が落ちた。

カーテンの隙間から見える外の様子はまだ暗く、
暖房を入れ始めたばかりなのに、窓は細かい水滴で曇り始めている。

わたしはダイニングキッチンで足湯につかりながら、
熱いシナモンチャイに、ふうふう息を吹きかけて飲んでいる。

こうしてランニング前に温まり、体が自然に目覚めるのを待っている。

ウエアを膝までまくってお湯に入る様子は、
他の人から見たらちょっと間抜けかもしれないけれど、
自分ではその間抜けさも含めて、この時間がとても気に入っている。

チャイを飲み終えると足を拭いて、柔軟体操をはじめる。

こうしているとつくづくわたしは、自分の体が好きなんだなと感じる。
特別よい所などないのに、大事にしてあげようと思う。

体操で気持ちよい感じに体がほぐれたら、外へ出て公園まで歩き出す。
今の季節だと、たいていちょうどよくこの時間に太陽が昇ってくる。

大きな公園の大きな木の上から、新鮮な朝日がこぼれる。
去年の暮れ、思い立って急な引越しを考えた時、
この緑あふれる公園が気に入って、この町にやってきた。

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