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コラム 働き方

建築士として初めて妊娠、出産 社内で“働きママ”のパイオニアとなる

 日曜日の昼下がり。設計会社としては大手の『株式会社 日本設計』で、主任技師を務める一級建築士の常盤純代さんの自宅を訪れました。リビングに案内されると、紗代ちゃん(8歳)と工くん(5歳)が、着せ替え人形とミニカーでそれぞれ遊んでいるところでした。そしてキッチンでは、コーヒーを煎れるご主人の姿が。見るからに幸せそうな常盤さん一家。男社会と言われる建築業界で、“働きママ”になるのは、画期的なことでした。
 「会社でも、建築職で育児休暇を取ったのは、私が初めてだったんですよ」と常盤さんは言います。
 第一子の紗代ちゃんを妊娠したのが、27歳の時。大学院卒業のため、入社して2年目のことでした。
 「まだまだ新人の身で、妊娠なんて前例もないし、仕事はとても忙しい。会社をクビになるんじゃないかって、すごく不安でした。しかもまだ結婚していなかったんですよ(笑)」
 間もなく入籍はしたものの、上司にいつ切り出そうかと気が重い日々が続きました。しかし、いざ上司に妊娠を報告すると……。
 「笑顔で『おめでとう』と言ってもらえたんですよ! 女性の労働力に期待を寄せてくださる上司ばかりで、とてもラッキーだったと思います。所属部署のトップは、報告した翌日に、『生まれてくるお子さんに』って、童謡のCDをプレゼントしてくれたんです」
 周囲の協力で、仕事の負担も軽くなり、これで心身ともに落ち着くかに見えましたが、「でも産んだ後は? 将来はどうなるの? と不安がぬぐえず、妊娠5カ月目に神経性胃炎になってしまいました」。さらに、紗代ちゃん出産後にも、体調トラブルが続きました。

▲「父親には、建築士になることを最初は反対されました」
常盤純代さんのプロフィール:
1971年生まれ。一級建築士。東京理科大学院工学研究課建築学専攻修士課程修了後、株式会社日本設計入社。2年目の27歳の時に長女を、31歳で長男を出産。

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