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ホラー漫画の巨匠、楳図かずおの世界に一度遊びにいってごらんなさいな

東京吉祥寺に、赤と白のしましまハウスを建てるぞということで、地元の人ともめちゃった漫画家の楳図かずお先生。もしみなさんが楳図かずおの本を読んだことがないとすると、そしてこれから一生読まなかったりすると、彼が「ただのファンキーな漫画家」として記憶されてしまいそうで、私としてはいてもたってもいられないのです。

楳図かずおは基本、ホラー漫画家です。1950年代くらいからご活躍ですから、ちょっとレトロなホラー作品がどっさりそろっています。

いつまでも若くありたいと願う母親が、美しく成長した実の娘と脳を取替えっこしちゃうトンデモ話『洗礼』。短編集『おろち』におさめられている「姉妹」には、18歳になると急に醜くなるという宿命におびえる2人の美人姉妹が出てきます。ね。なんだかこのあらすじを聞いただけでもドキドキしてくるでしょ? 

嫉妬、若さへの執着、女の執念。みたいなものが楳図かずおは大好きなのです。そこに流れるドロドロしたものをつかまえて、丹念にストーリーにしていく名手と言えるでしょう。夫婦の愛憎なんかも出てきたりしちゃうと、子どもに読ませるにはもったいないとさえ思えます。

そして、昭和の香りが残る絵がたまりませんな。女の子がみんな美人なのよ。ちょっと凛として着物が似合いそうな美女ばっかり出てくるのよ。そういうのが目を吊り上げて「キーッ」となったり「ヒーッ」となる。そのガラリとかわる表情が頭にちらつくと夜中トイレに行けなくなりそうです。彼女たちが住むなぜかやたらとデコラティブな洋館も乙女心を刺激します。ちなみに、私は苦手ですが、昆虫描写もすごく繊細ですよ。


恋愛ものコミックも愉快ですが、楳図かずおのおどろおどろしいホラーもこれまたクセになります。小学生のころ、なぜか大好きだった怖い本。みんなで本をのぞきこみ、ゴクリとつばを飲み込みながらページをめくったものです。そんな気分にもう一度浸りたい方はぜひ。

(霊屋たま/studio woofoo)

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