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浮上1.5秒前-10

一週間ぶりにパパとお風呂に入った美々は、
お湯の中ではしゃぎすぎたのか、保育園で疲れたのか、
パジャマに着替えると、すぐさま寝てしまった。

いつもこんなに楽なら、どんなにいいかと思うほど。

「じゃ、ぼくちょっと仕事するから」
「わたし、お風呂に入ってくるね」

夫の洋二は、老舗といっていい大きな書店に勤めている。
最初は営業部だったらしいが、今はWeb店舗の企画室だ。

今日もノートパソコンと各種資料を持ち帰って、家で仕事だ。

なるべくわたしたちといっしょの時間が持てるよう、
彼も気を使ってくれている。

1時間後、ゆっくりつかったお風呂から出ると、
テーブルの上にはワイングラスとチーズのおつまみがあった。

「たまにはね、こういう時間もないと」
「そうだね。ゆっくり話をするのも、なんだか久しぶり」

どうしよう。ちょっと涙ぐんじゃうくらい、うれしい。
それからわたしは部屋の電気を暗めにして、洋二と話した。

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