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第3回 「サブプライムローン問題」について教えて!


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第3回 「サブプライムローン問題」について教えて!
近頃、「サブプライムローン」というのが騒がれているようなんですが、
恥ずかしながら、「サブプライムローン問題」ってよくわからないんです……。
具体的にどういう問題なのか教えてください! 石原先生。そして、私たちに
なにか、悪影響を及ぼしているようなんですが、具体的にどういう影響が
でるんでしょうか?
海外の出来事が日本の金融機関にも影響を及ぼして……
サブプライムローンって?
米国の低所得者向け住宅ローンです。通常のローンが組めない、ブラックリストに載っているような人でも借りられます。

普通のローンと何が違うの?
返済できそうにない人たちへのローンですから、金融機関は何件か貸し倒れても採算が合うよう、普通は金利を高めに設定します。しかし高金利の返済はとても大変なので、ローン会社などが頭金不要とか、借り入れ当初2、3年は低い金利にするなどのサービスを提供。少し前まで米国の住宅価格がどんどん上がっていたため、「早く家を買わなければ」と焦り、「いざとなれば家を売って返せばいいや」と安易に考えて返済の見通しもなく借りた人が多くいるのです。

返済できない人が続出!
しかし月日が経過し本来の高い金利に戻る頃、ローンの返済ができない現実に直面します。その上住宅の価格が下がり、売っても残りを返せない人が続出したため、ローン会社の資金繰りが悪化、損失を出す事態に発展してしまいました。

住宅ローンを使った運用に飛び火!
じつは、このローンを買い取り、資金運用に利用 している金融機関があることが、徐々に判明してきました。米国のみならず欧州の金融機関や、日本の大手銀行や大手証券会社もです。ところが先ほど述べた理由で借り手からの利息や元本の返済が滞ってしまうと、このローンを利用した運用は大きな損失となります。それが世界中の金融システムに不安を与えてパニックを引き起こしているのです。
私たちへの影響は?
サブプライムローンの焦げ付きは、米国内ではその住宅が差し押さえられて売りに出されるため、住宅の販売が落ち込み、そのおかげで米国景気は悪化。その影響は、日本の企業にも及んでいます。日本の産業の多くは輸出型で、特に米国はお得意様なので、景気が悪くなってしまったら日本製品を買ってくれず、日本の輸出企業の利益が減る可能性があります。

また、お金はグローバルに動いているので、米国の金融業界が不安になれば、世界中の金融に不安が広がります。米ドルや株価が安くなったのはこのためです。米ドルや株式で資産運用をしている人は、当面の間、普段よりリスクが高い状態が続きそうです。

日本の金利がなかなか上がらないのもサブプライムローンの影響のうちの1つといってよいでしょう。景気が本格的に良くならないうちに金利を引き上げると、企業の利益に悪影響を与えるからです。サブプライムローン問題が落ち着くまでは、残念ながら預貯金の金利は上がらないでしょう。
用語解説
ローンを買い取り、資金運用に利用
ローンは、貸し手が「一定期間、借り手からの利息を受け取れ、最後に元本を受け取れる権利」を持っていること、と捉えることもできます。この権利(ローン)は、ローン会社から金融機関などへ売却したり、金融機関などの間で売買されています。
どのようなフローになるのか説明すると、借り手に対してローンを設定したローン会社から、別の金融機関がローンを買い取ります。この売買の間には、借り手には何の影響もありません。ただ、その裏で、売買成立後ローンを買った金融機関側に、借り手からの返済額が入るような形になります。そして、その金融機関は、借り手が支払う返済額の利息を収益として、年金などの資産を運用するのです。ローン会社は、設定したローンを売ってしまえば貸し倒れのリスクから逃れることができる上、手元にはローンを売った資金が入るので、また次のローンを設定することが可能になります。
経済クイズ
それでは、今回の経済ニュースを復習してみましょう! おさらいのためのクイズを出題します。お答えいただき、正解した人の中から抽選で1名様にマイポのポイントを50ポイントプレゼントいたします!
Q サブプライムローンとは?
(1)日本の低所得者向け住宅ローン
(2)米国の低所得者向け住宅ローン
(3)高級所得者向けの住宅ローン
クイズにお答えいただく方は「クイズに回答する」をクリックしてお答えください。
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石原先生からのお知らせ
現在、日経新聞が運営する女性向け会員サイト「club Nikkey」でもコラムを連載中。「club Nikkey」は、もっと詳しく経済を知りたい人におすすめ。石原先生は、マネー活用術を教えてます!


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