お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

50話 彼の秘密


翌朝、寝ている私の横で、
慶介さんはスーツを着て出社のしたくを始めた。
だけど私は、激しい頭痛で起き上がれない。
こんなひどい二日酔い久しぶり……。
「大丈夫?」
「……だめ。会社休む」
「良くなるまで、ゆっくり寝てなよ。鍵、ポストに入れといて」
と、彼は頭痛薬と、部屋の鍵を置いて出かけた。

みっともない……。だけど、どうしようもない。
吐き気をこらえて会社に電話をかけ、トイレで2回戻すと、大分すっきりした。
ミネラルウォーターをたくさん飲んで、再び眠る。
昼すぎに、喉が渇いて目が覚めた。
薬のおかげで頭痛は治まっているし、吐き気ももうない。
残っているのはだるさだけ。
目を覚ますためにシャワーを浴びると、ボディーソープが空になっていた。
買い置きがないかと、洗面台の下をのぞく。
見当たらない。
奥の方に紙袋がある。あの中だろうか。

袋を開けると、クレンジングや化粧水、
クリームなどが一式入っていた。
私のじゃない。
誰か、ほかの女性の……。

お役立ち情報[PR]