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17話 想いを伝えるメール


待ちに待った慶介さんからのメール。

『仕事してる Y(>_<、)Y』

やっぱり短い。
でも、彼からのメールに顔文字が入っているのは初めて。
この絵文字がなかったら、
なんてそっけないメールだろうと思うところだった。
慶介さんは、冷たさと優しさのバランスが絶妙な人だ。
優しさをたくさんはくれない。
でも、嫌いになるほどには冷たくない。

『がんばってね』と短いメールを打って、
送信しようとしたところで、リョーコに止められた。
「ダメだよ、そんな色気のないメールじゃ。次につながらないじゃない。」
たしかにつまらない文面だけど。
どんなメールを書けばいいというの?
困惑している私に、リョーコが言った。
「メールは連絡事項を伝えるためだけにあるんじゃないよ。
想いを伝えるためにあるの」

——私の想い。
気付くと、慶介さんのことを考えている。
そして、会いたくなる。
だけど、そんなのメールでなんか伝えられない。

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