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星影のビート-10

「お待たせ。じゃあ乗って」
イチは今回の蓼科行きに、レンタカーを借りてくれた。

わたしは何となく照れて「おっじゃましまーす」と
わざと大きな声を上げて、助手席に乗り込んだ。
ipodをカーステレオにつないで、
ロックフェスの思い出の曲を大音量で流しながら車は走る。

車はどんどん山深い道を入り、車内の温度もぐんぐん下がった。
本来なら蓼科の10月は、東京の冬の温度に近いそうだ。
でも今年は気温は高めなので、窓の外には鮮やかな紅葉が広がる。

到着した山荘では、イチのお友だちがもう5人そろっていた。
誰もが大人びて賢そうで、わたしは少し緊張してしまう。
そして山荘のオーナー夫妻の、シブくてかっこいいことったら!
特に夫人は50歳だというのに、細身のジーンズをキリッとはいて、
動作もキビキビと若々しく美しい。

その後は手分けをして、山荘の整備のお手伝い。
雑草を抜いたり、窓枠に防腐剤を塗ったり、
張り出した枝をチェーンソーで切って、これは暖炉に使うそう。

ロハスな暮らしは意外と体力とたくましさが必要で、
夏から秋ここで暮らすという夫妻を、わたしは心から尊敬した。

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