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星影のビート-7

「おう! 元気にしてた?」「うん、もちろん」
一週間前に知り合ったばかりなのに、イチにはもう懐かしさを感じる。

音楽が好きでライブが好きで……正直、そんな男性には、
チャラかったり、個性が強すぎる人も多いのだけれど。
イチの落ち着いて、それでいておしゃれなところは、
やはりポイント高い。もっといっしょにいたいと思う。

大音量の中、耳に口をくっつけて、わたしたちは話す。

「月も土星もきれいだったね。よくああして星を見るの?」
「うん、いつもはもっと、ちゃんとした天体望遠鏡で見るけど」

「へえ、いいな。わたしももっとみたい」
「今度10月に仲間同士で、蓼科の山荘で星見るけど来ない?」

イチからの突然の誘いに、思わず胸がときめいてしまう。

「行きたいけど、いきなり参加して大丈夫かなあ」
「来るのは気持ちのオープンな人ばかりだし、
 山荘のオーナーはご夫妻で女性もいるから、大丈夫だと思う」

これってもしかして恋? でもいいや、今ははっきりしなくても。
イチのあまりしゃべらないところも、何気ないシャツのプリントも、
筋肉の少ない薄い体も、みんな好きだけれど、今はまだ……曖昧で。

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