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明日をさがして!-9

わたしは信じられないことに、そこで原宿行きの約束をころっと忘れ、
その夜に誰にも連絡することなく、
翌日もその翌日も、家に遊びに来たいとこの祐ちゃんと遊び呆けた。

だがゴールデンウィークも終わり、学校に登校すると、
グループの女の子たちは、誰もわたしに口を聞かなくなっていた。

確かにわたしが悪いのだが、謝ろうとしても目も合わせてくれない。
給食の時にグループで机を合わせるときも、みんなわたしの机のところだけ、
ピッタリとつけずに、2cmぐらいわざと隙間を空けているのだ。

そうして女の子たちの態度は、わたしがそばに寄ると舌打ちするなど
日を追うごとに、だんだんエスカレートしていった。

最後には給食の時、わたしの机だけが合わせてもらえず、
ぽつんとひとつ、教室の中に取り残されてた。

もう頭の中が真っ白になって、何も考えられない。
その時、教室に入ってきた担任の先生が、大声でいった。

「四班、オレのクラスで仲間はずれなんて、許さないからな!」

わたしは、大人が本気で怒って大声を出したのを、はじめて聞いた。
そしてそれは、わたしの班を叱りつけるというより、
クラス全員に聞かせるための、先生の決意表明のようでもあった。

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