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明日をさがして!-8

それでも人間、得意不得意がある。
とても綺麗に書かれていた翔子の手帳は、やはり翔子のものであって、
わたしに使い勝手がよいかは、使ってみるまでわからない。

翔子と同じタイプの手帳は、新年から使い始めたが、
自分にとっては書く欄が小さすぎた。

そこでもっと大き目のA5版の手帳も買ってみたが、
今度は大きさが手になじまず、手帳そのものを忘れることが増えた。

わたしってダメ人間……そう思ったときに、憂鬱な記憶がよみがえった。

あれはまだ、中学1年生の頃だ。
わたしはクラスの、活発な女の子が集まるグループに入っていた。

ストレートに本音をいうわたしは、たまにトラブルを起こしたが、
それまでは、割と普通にみんなと仲良くできていたのだ。

そしてゴールデンウィークの直前、グループ子たちでだけで、
こっそり原宿にでかける計画が持ち上がった。

そうして連休の初日、グループの6人は駅前に10時に集合するはずだった。

だが学校から家に帰ると、母はいった。
「明日、いとこの祐ちゃんたちが遊びに来るから」

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