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明日をさがして!-4

ヤバい!やってしまった!そりゃこの年末、人事は確かに忙しい。
だからってそれは、恋人の誕生日を忘れる言い訳には絶対にならない!!

わたしの休日出勤が終わり、8時に待ち合わせの約束で今日のデート理由が
……誕生日だからだと思い出したのが、7時半。

あわてて駅近くのデパートに駆け込んで、プレゼントを探し回った。
ああでも、店内に流れるクリスマスソングと、ツリーやサンタのディスプレイと、
大勢の買物客の熱気にもまれて、すぐに頭がグルグルのパニック状態だ。

昇治って、いったいどんなものが好きなんだろう。
きっとウケねらいだけのものや、カジュアルすぎる品物は×だからと、
考えに考えて手にしたのは……超無難な黒のパスケース。

それから、荷物をタップリ抱えた人たちの右側、
エスカレーターをヒールでカンカンと鳴らしながら駆け下りて、
待ち合わせの場所についたのは、15分遅れ。

「ご、ごめんね……かなり遅くなっちゃって……」
ペコペコと頭を下げると、彼はわたしの頭の上でプッと吹き出していた。

「オレ、こんなに息を切らしてる女の子見るの、はじめてだよ」

昇治はわたしの頭をポンとたたくと、そのまま頬から肩に指を滑らせ、
クリスマス直前の、イルミネーションのうずまいている街へといざなった。

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