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明日をさがして!-2

ランチによく行くパスタハウスには、熱帯魚の水槽がある。
恋人の昇治の部屋の水槽と同じ、ネオンテトラの群れがとても綺麗だ。

熱帯魚にたいへんな手間がかかるのは、彼から教えてもらった。
水質や水温が一定になるようきちんと管理し、当然エサも切らしてはいけない。

ここの店長は、きっと几帳面な人なんだろうな。
自分の性格を振り返ると、ため息が出る。

小さい頃、よく父と夏休みに虫取りにいった。

母はよく「かわいそうだから、やめなさい」と虫取りを止めようとしたが、
父はわたしに甘すぎたのか、それとも自分も虫取りが好きだったのか、
わたしが小学生の間中、毎年かかさず付き合ってくれた。

チョウ、セミ、かたつむり、カマキリ、カミキリムシ。
でも虫かごの中の生き物たちは、翌日必ず死んでしまった。
小さなかごの中で、ボール紙でできてるみたいに、軽く乾いてしまう。

それでもわたしは、夏休みになるたび、飽きずに虫取りを繰り返した。

今も、観葉植物やサボテンですら、わたしの手にかかると、
あっという間に「物質」に帰ってしまう。
高校の頃に飼っていたハムスターは、母が見かねて、
お向かいの女の子に上げてしまったくらいだ。

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