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guest109「女たちの目撃者」



「もしかして、小笠原先生の授業ってとってた?」
川崎さんが普段よりも大きく目を開いて、
うちの部署に異動してきたばかりの山崎を見る。
山崎が我が部署にやってきた初日の歓迎ランチでのことだ。

「とってましたよ。必修でしたから」
「苦労したでしょ?」
誰も話に入れない2人の母校トークを、
私は愛想笑いを張り付けて眺めている。

「当たり前じゃないですか!」
川崎さんは「うんうん」と山崎の話に頷く。
目をつぶって大げさに。
川崎さんのこういう姿を見るとき、
私は多くを語らないようにしている。
男でも女でも、相手からの興味を
引きたいときにする彼女の癖だ。
こういうときは邪魔をしないに限る。
特に相手がさわやかで年上女性から
受けるタイプな場合には特に。
これが私=女恐怖症の女が得た結論だ。

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