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guest91「What if…」



—2010年。現在—

「お疲れさま」
誰よりも早くに会社を出る。
まだまだ仕事に追われて
イライラしているはずの人間が、
そんな俺の声に手を止めて
「お疲れです」とほほ笑みかける。
あわれみの視線。
これから30分も電車に揺られて、
家族世帯ばかりの新浦安に帰ってゆくのが、
そんなにみじめに見えるらしい。
もちろん本当は、そんなことが理由じゃないって
わかっているけど。

「まだ本調子にはなれないだろうから、
タフな仕事は回さないでおこう」
「まだ傷も癒えていないだろうから、
優しく接してあげよう」
そんな心づかいがこの上なく迷惑であることを、
平均的に人のいいこの人たちは知らない。


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