お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

guest63「年下のカレ」



「わざわざ遠くまで来てくれてありがとうね」
彼のお母さんがそう言ってくれたのは、
その日何回目だっただろうか。

お母さんと会うのはその日が2回目、
半年ぶりのことだった。
1回目は彼のおばあさんのお葬式で、
2回目の今回はその初盆で。

こう言ったらおばあさんには申し訳ないけれど、
彼が実家から連絡を受けて当たり前のように、
「お前会社休めるか? ばあさんの葬式なんだけど」
と言ってくれたときには、実は心が躍ったものだ。
それは“同棲中の彼女”から、
“将来の家族”への昇格辞令のように聞こえた。

「うん、何とかしてみるよ」
私が言うと、
「ついでに飛行機も予約しといて」
と彼は言って、DSの続きをはじめたのだけれど。

お役立ち情報[PR]