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なんで私が?-11

そして日々わたしは、工場のラインをいっぱいに流れていく
メダマソースの群れを見ながら、綾瀬さんとの結婚を夢見た。

すると昼休み、弥生からすれ違いざまに告げられた。

「綾瀬さんが、最後にまた飲まないかって。もちろん4人で」
時間と場所を聞くと、弥生からはすぐに離れた。

だってもし弥生か恵美のどちらかが、綾瀬さんと結婚するなら。
憎むか、呪うか、落ち込むか……どうやったって祝福はできない。

「いや今回、メダマソースの改革が成功したのは、
 君たち3人のおかげだっていっても、過言じゃないよ」

今回の改革の三本柱は、すべてわたしたちの提案だ。

まずは恵美の提案した、ワンランク上の新ブランド作成。
そうしてできた試作品は、弥生の提案した東京のアンテナショップで
マーケティングと広告を兼ねた販売を試みる。

そしてその新ブランドに手ごたえがつかめたなら、
わたしの提案した新工場で、量産体制に入る。

前と同じ小料理屋の2階で、綾瀬さんは心底上機嫌だった。
そして酔いが回ると突然携帯を出し、ある画像を見せはじめた。

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