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なんで私が?-10

「ねえアンタたち、いったい誰が綾瀬さんとマリッジするの?」
「そんな話、ぜんぜん出てませんよ。いえ、マジで」

着替え終わると必死で振り切って逃げてきたが……。
噂は侮れない、まさか弥生か恵美かがプロポーズされたとか!?

イヤイヤ! 神様、仏様、どうかわたしに綾瀬さんをください!
せめてあと2カ月ちょっと、悔いなきようベストをつくさなきゃ。

だが無常にも時はながれて、運命の日はやってきた。

「それでは3カ月間、たいへんお世話になりました。
 ボク自身、とても勉強になったと思います……」

すぎてみれば3カ月なんて、あっという間だ。
綾瀬さんは来た時と同じように、あわただしくこの町を去る。

だが、まだわたしにも望みはあると信じたい。
あれから、工場の中で会う機会はあまりなかったけれど。

綾瀬さんとは、仕事中心とはいえ、メール交換をたくさんした。
その他に、女性の好みや結婚観もたっぷりと教えてもらった。

自分こそが、綾瀬さんの心をつかんだと思いたい。
もうすぐに、あの人から「会いたい」と連絡がくるはずだと。

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