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冷めたピザのいただき方-3

週明けは一週間の中で、いちばん調子がいい。
Webデザインの仕事は大好きだし、自分にとても合ってると思う。
でも今日も気がつくともう8時。あまり残業をするとひんしゅくだ。

そこへ打ち合わせを終えた主任が、外から帰ってきた。
「鳥居さん、がんばるね。よかったらサンドイッチ食べる?」
「わーい、ごちそうさまです」 うーん、おいしい。今夜はマクロビオテックは一休み。

「主任、新婚早々なのに、がんばりますね」
「いやいや新婚だから、がんばらないとイカンのさ」
そう。たしかに主任は、最近ますます頼りがいが出てきた。

「うわあ、ステキ! わたしも早く結婚したいなあ」
「鳥居さんなら、その気になればすぐでしょう」
「いえぜんぜん……実は今まで彼氏が出来たことないんです」

しまった、口がすべった!
いくら主任が既婚者でも、これは軽蔑される。

「そうねえ、鳥居さんは清潔な印象あるから、
軽々しく誘ったりは出来にくいタイプかもね」
「えっ、それって、恋人にしにくいタイプってことですか?」
「いやいや、大切にしたくなるタイプってことだよ。  
しっかりしていながら、やさしく包んでくれそうだし」

一瞬、すごくうれしかったけど。でも主任にとっては部下だもの。
もし異性としてダメだとしても、本当のことはいえないよね。
この話はやはり、週末、家に遊びに来る由布子に相談だ。

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