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69話 始まりと終わり



金曜の夜、まどか、奈緒、桃子の3人は、西麻布のバーに集まった。
IT社長の優一郎やテレビマンの森谷、建築家の磯貝に出会ったあのバーだ。
「久しぶりだね。今日は3人?」赤ワインを開けながら、店長が尋ねた。
「そ。今日は女だけの近況報告会」
今日の店を選んだのは、桃子だった。
まどかが言った。「ここを選んだってことは、完全に吹っ切れたんだね。
イケメンシェフのおかげ?」
「それもあるけど。ビジネスセミナーを受けて、目標を見つけたからかな」
桃子の目は輝いていた。

「私、アクセサリーや洋服を選ぶのが好きで、心理学も好き。
それを組み合わせて、目的に応じたコーディネートをアドバイスしたいの。
それをWebでやって、そのうちスポンサーが付いたらいいな……なんて」
まどかと奈緒は、桃子のアイディアに感心した。
「いいねー! 桃子ってセンスいいし、人の相談に乗るの得意だし」
奈緒もそんな桃子を見て決心したようだ。
「濱口さんは勉強ばっかりで、一緒にいる間、退屈なの。
その間、私も翻訳家を目指して英語の勉強しようかな」
まどかは驚いた。そして羨ましく思った。
桃子も奈緒も、目標を見つけてイキイキとしている。
その時、エレベーターが開いて、優一郎が店に入ってきた。

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